脱皮少年は甘い夢を見る

TL / 乙女向け


サークル名: 南蛮鳥の巣
キャンペーン: 脱皮少年は甘い夢を見る
ジャンル: 処女 学園もの BL(ボーイズラブ) TL(ティーンズラブ) 家族 日常・生活 純愛 女性向け 成人向け 初体験
作品紹介:
携帯も検索機能もない時代。目覚めた少年は早熟な友人との秘められた遊びに浸りつつ、異性への淡い期待に心を躍らせる。気の強い女子を運動会で助けたり、受験に悩む親友を元気づけるために体を張ったりと、久夫の思春期は忙しい。掟破りのBL・TL混在純愛小説です。お好みに合わない場面はスキップしてください。官能シーンは控えめです。 BL部分 2、3、4、6、7、8章 TL部分 1、5、9章 (本文冒頭) 体育の時間、太田麻由里のブルマーの裾から白いパンツがはみ出しているのに気づいたら、久夫のパンツの中でモノが固くなった。あわてて膝を曲げて隠そうとして、太腿で挟むようになり、かえってパンツの中身を刺激してしまい、収まらなくなった。 こんなことなら、ゆうべ我慢しなければよかった。友だちの貢に「毎日やってると、ち×こ抜けるぞ」とおどかされて、少しがまんしてみるか、と思い、寝る前に腕立て伏せをして気を紛らせて寝た。変な夢を見ることはなかったが、朝、ものすごい朝立ちでかあさんからパジャマの膨らみを隠すのに苦労した。なかなか収まらず、おしっこも苦労した。それでも学校に行くころには落ち着いていたのに。 校庭に座って走る順番を待ちながら、久夫は股間の膨らみが収まるのを念じていた。このままだとみんなにばれる。 気持ちを逸らそうと、校庭を見渡したが、太田麻由里が長い脚を繰り出してトラックを駆けているのが目に入った。体操服の胸が揺れていた。 やばい。 久成は股間に右の拳を当て、左手を上げて「先生!」と声を出した。 「なんだ、三波?」 ストップウオッチを持ってスタート合図をしていた古田先生が久夫を見た。 「トイレ、行ってきていいですか?」 「がまんできないのか」 「無理そうです」 何人かの男子がげらげら笑った。無視して、久夫は腰をかがめて立ち上がった。 「先生」 「ああ、わかった。行ってこい」 久夫は両手を股間に当てたかっこうで走り出した。 もう、もらしたんじゃねえの? とクラスメートが囃す声が聞こえた。 貢が、にやにや笑いながら久夫にVサインを寄越した。 校舎に入った久夫は短パンから手を離した。まだしっかりと前が盛り上がっている。おしっこがしたいわけではないから、そんなに切羽つまった状況ではない。久夫は自分たちの教室のある三階まで上がった。 授業中なので廊下にはだれもいなかった。 なんとなく足を忍ばせて、男子トイレに入った。 小便器の前に立ち、短パンを下ろした。 びん、と音がするくらい、固くなったモノが現れた。皮に覆われた先っぽから、ピンク色の肉肌とおしっこの穴が見えた。 右手でモノを掴んだ。びくん、と気持ち良さが走る。にぎったり離したりをくりかえすと、気持ち良さがどんどんと強くなった。 学校のトイレでこんなことしてる。おれ、きもちわりい。 自分に悪口を投げると、なぜかそれも心地いい。 さっき目にした太田麻由里の体操着を盛り上げている胸と、すらりとした太腿を思い出した。そしてブルマからはみ出ているパンツ。 たまんね。 むずがゆさがお尻の穴から体の奥に這い上がってきたが、小便器の前では落ち着かなかった。 久夫はモノをにぎったまま、三個ある個室の一番奥に入ろうとした。 「!」 扉を押し開けると、便器に人が座っていた。 「ごめん!」 久夫は扉を閉めた。鍵のかかっていない個室に人がいたことに驚いたが、それ以上に衝撃を受けたのは、中にいたのがクラスの女子だったからだ。 戸川小夜子。見間違いでなければ。でも、なんで男子トイレに? 体育の授業は? 混乱する頭で、股間のモノを握ったまま久夫は個室の前に立ち尽くしていた。 個室の中から物音はしなかった。鍵のかかっていない扉がわずかに開いていた。 見まちがい? それとも、幻でも見たのか? トイレの○子さんという女の子の妖怪のことが頭をよぎり、久夫はぞくりとした。股間のモノはすっかりおとなしくなっていた。 中のようすが気になった。久夫はおそるおそる、扉をコンコン、と叩いた。 いきなり扉が開き、久夫は体操服の胸倉をつかまれ、個室に引き込まれた。 手を口で覆われたのと、個室の扉が閉まったのが同時だった。 心臓が止まるかと思うほど久夫は驚いたが、口を押さえられて声が出せなかった。 「……声出すな」 小夜子が低い声で囁いた。「声出したら、殺す」 大げさな物言いだったが、小夜子が久夫の口を押さえる手に力をこめ、もうひとつの手でのどを締めようとしたので、笑うどころではなかった。 久夫より背が低く、やせている小夜子だが、見かけによらず強い力で久夫を押さえつけた。久夫は抵抗をあきらめ、小夜子を心細げに見つめた。 「静かにする?」 久夫がうなずくと、小夜子が久夫の顔と首から手を離した。 久夫は首を手で撫でた。 ふ、と小夜子が笑って久夫の下半身を見た。 久夫は慌てて短パンとパンツを引き上げた。モノはすっかり〇さくなっていた。 「トイレに来たの?」 わかりきっていることを小夜子がきいた。 「おしっこ、がまんできなくて」 久夫もわかりきっていると相手が思うことを応えた。立っているモノをなんとかしようとしていた、とは口が裂けてもいえない。 「戸川さんは、どうして」 「あたしもトイレ。がまんできなくて」 なんで男子トイレで、とはきけなかった。きいてはいけない気がした。 「戸川さん、体育は?」 体操着を着ていない小夜子が体育の授業に出ていないのもわかりきったことだが、久夫はあえてきいてみた。 「お休み。生理だから」 生理、と聞いて久夫は唾を飲みこんだ。 「なんてね。うそだけど。体育かったるいから。あたし、足めっちゃ遅いの、知ってるよね? 走り方も変だって、みんな笑う」 「そんなこと、ないでしょ」 といったが、久夫には、小夜子が走っている姿の記憶がなかった。 「あるのよ。運動できる子には、あたしのコンプレックスはわかんないの!」 久夫も、一年ほど前までは男子の中では運動が苦手なほうだった。最近、背が伸びたせいか、少しバスケで活躍できるようになったが、運動が苦手という小夜子の気持ちは少しわかる。 同情、ということでもないが、整った眉毛を寄せて悔しそうにしている小夜子を見たら、慰める言葉をかけたくなった。 「でも、戸川さんは歌が上手だから」 小夜子が目を軽く見開き、口角を上げた。 「なに? あんた、あたしのこと好きなの? キモイんだけど」 「べつにそういうわけじゃ」 「ちょっと頭いいからって、上から目線は止めて。勉強なら、清原くんのほうができる。私立受けるらしいし」 「貢は関係ないだろ」それとも、おまえは貢が好きなのか? 「ま、いいや。いっとくけど、あたしがここにいたこと、絶対誰にもいうなよ?」 「いわないよ」 「いったら、あんたにトイレで強●されかかったって先生にいうから」 「ご」 「あんた、しょっちゅうあそこを立たせてるよね? みんな口にしないけど、あんたが欲求不満だって知ってる。○〇〇のくせに性犯罪者予備軍だって、女子はみんな怖がっている」 「う、そ」 「それで学級委員だもんね。人は見かけによらないよね?」 最後ににっこりと笑って、小夜子が男子トイレから出て行った。 久夫は呆然としたまま、しばらく個室の中で突っ立っていた。 体育の授業が終わり下校時刻になったころを見計らって、久夫は教室に戻った。 担任の古田先生には「お腹が痛くてトイレにこもっていた」と告げた。 おそるおそる教室内を見回すと、戸川小夜子の姿はなかった。もう帰ったようだ。 ほっとしながら、久夫は帰り支度をした。体操服はそのままで、朝着てきた服を体操着入れにしまった。 貢も先に帰ったようだ。 太田麻由里が、友だちといっしょに教室を出るところを、久夫は横目で見送った。 小夜子の言葉が頭にちらついた。 太田さんも、おれのち×こが立っていることに気づいているのだろうか。 久夫は恥ずかしさでいたたまれなかった。 (続きは本文でお楽しみください。)
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